2026年ヨーロッパツアーを終えて
2026年7月6日 更新
今年も無事にヨーロッパツアーを終え、日本へ帰ることができました。
今回巡ったのは、フランス、ドイツ、スイス、クロアチア、そしてスロベニア。
演奏だけでなく、新婚旅行も兼ねたツアーだったこともあり、これまで以上に思い出の多い旅になりました。
出発前の日本は、本当に慌ただしい毎日でした。
結婚式が終わったと思えばアルバム制作があり、レッスンやライブも続いて、「本当にこのままヨーロッパへ行けるのかな」と思うくらいの日もありました。
それでも飛行機に乗ってパリへ向かう頃には、不思議と気持ちが切り替わっていました。
「ああ、今年もヨーロッパへ来られたな。」
そんなことを考えながら窓の外を眺めていたのを覚えています。

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パリから始まった旅
今回の最初の目的地はパリでした。
ライブまでは少し時間があったので、妻と一緒にエッフェル塔を見たり、サント・シャペルへ行ったり、セーヌ川をクルーズしたり。


ツアー中って、どうしても演奏が中心になります。
でも今回は新婚旅行も兼ねていたので、「音楽家」としてだけではなく、一人の人間としてヨーロッパを楽しめたことも、この旅の大切な思い出になりました。

夜は Les Pianos でライブ。
Gaël Horellouさんとは久しぶりの共演で、ベースとドラムは初めてご一緒するメンバーでした。

でも演奏が始まると、初対面だったことを忘れるくらい楽しいライブになりました。
海外で演奏するたびに思うのですが、初めて会った人で全く違う言語や文化で生きてきても一緒に音を出せば自然な会話が始まるような感覚があります。
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「帰ってきた」と思えたハイデルベルク
ドイツに入って最初に向かったのはハイデルベルク。
昨年も訪れた街です。
まだ二回目なのに、不思議と「帰ってきた」という感覚がありました。

朝は去年気に入ったカフェへ。
昼はホテルでパスタを作って、午後は旧市街を歩く。
ジェラートを食べて、ビールを飲んで、夜はワイン。
「何もしない日」って、意外と旅では贅沢なんですよね。
そんな時間のおかげで、しっかりリフレッシュして翌日のライブを迎えることができました。
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Cave 54

今回、とても楽しみにしていたライブの一つがCave 54でした。
70年以上続くジャズクラブ。

ルイ・アームストロングやオスカー・ピーターソンをはじめ、多くのジャズミュージシャンが演奏してきた場所です。
そんな場所でジャムセッションのホストを務めさせていただけたことは、本当に光栄でした。
でも、一番嬉しかったのは歴史ある場所で演奏できたことだけではありません。
昨年出会った方々が「また来たね」と迎えてくださったこと。
そして新しい出会いがあったこと。
海外で「また会えたね」と言える人が少しずつ増えていることが、とても嬉しかったです。
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フランクフルト
翌日はJazzkeller。
ここもまた、ヨーロッパを代表する歴史あるジャズクラブです。

「The Famous Jazz Jam Session」のオープニングを任せていただきました。
ルイ・アームストロングやチェット・ベイカーが立ったステージ。
大変光栄な経験をさせていただきました。
「いつでもまた出演してください」という大変ありがたい言葉をいただき本当に感謝です。

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音楽だけじゃない旅
今回は少しだけ、自分たちらしい旅もしました。
ラインガウでワインを飲み、

アルザスで郷土料理を食べ、

ラウターブルンネンで景色に見とれ、

コルマールの街を歩きました。
こういう時間があるから、演奏にも余裕が生まれる気がします。
最近は「演奏だけして帰る」のではなく、その土地を好きになることも、ツアーの大事な目的になってきました。
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スイスで思ったこと
ヌーシャテルでは、昨年に続いてソロライブをさせていただきました。

「また来年も。」
そんな言葉をいただけたことが何より嬉しかったです。
海外で毎年呼んでいただけること。
簡単なことではありません。
だからこそ、この一言には本当に励まされました。
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ツアー最後の数日
最後はクロアチア。
妻がお世話になった方々との再会。

そしてスロベニアへ。
リュブリャナ・ジャズ・フェスティバルでは、ディレクターのご厚意でPat Methenyのコンサートに招待していただきました。

世界最高峰の演奏を聴けただけでも十分贅沢でした。
でも、一番驚いたのはその後でした。
アフターセッションで自分も演奏させていただいたのですが、なんとPat Methenyバンドのメンバーも参加していたんです。
自分が演奏したあと、そのまま彼らの演奏を聴く。
そんな経験ができるとは思ってもいませんでした。
さらに、そこから新しいご縁も生まれました。
来年はクロアチアやスロベニアでも演奏できるかもしれません。
来年3月のツアーでは恐らく演奏で訪れることができそうです。
そんな話が少しずつ増えてきたことが本当に嬉しいです。

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一年前とは違う景色
去年のヨーロッパツアーは、
「ヨーロッパで演奏する。」
それが目標でした。
今年は違います。
「また来てね。」
「この人を紹介するよ。」
「来年はここで演奏しよう。」
そんな言葉をかけてもらえることが増えました。
もちろん、まだまだこれからです。
でも、一歩ずつ前に進めている実感があります。
来年3月には、またヨーロッパへ戻る予定です。
今回いただいたご縁を大切にしながら、また皆さんにお会いできるよう、日本でも頑張っていきたいと思います。
今回のツアーで応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。
また来年、この場所でお会いしましょう。

